連通管について

各冷却塔からメイン配管にて各セル毎からサクションする場合、サクション抵抗の差異により、各セルでサクション量に違いが生じて下部水槽水位に差が生じます。運転継続に伴いその差は大きくなり、ある冷却塔はエアを吸い込み、また、ある冷却塔は水槽から水が溢れるという現象に至ることが考えられます。よって、これを解決する手段として一般的に連通管が用いられ、そのサイズは各冷却塔からのサクション水量差と連通管の配管抵抗から決定されます。

1 連通管(ヘッダー管方式)の考え方(ご参考)

連通管の考え方

Q1<Q1', Q2<Q2'(Q1' - Q1 = Q2 -Q2' = Q)の場合、水量Q分を連通管により戻す必要があります。(下部水槽の許容水位差hと必要連通量から配管径を決定します。)

2 必要連通量

Q1'及びQ2'は並列管路として、流出の抵抗が同一(均衡)となる管路の抵抗から計算により求めることが出来ますが、一般的には循環水量(Q1又はQ2の大なる方)の20%程度を見込めばかなり安全側であると考えます。

3 注意事項

  1. 必ずサクションバルブを個々の出口管に設けてください。万一エア吸い込み等の支障をきたす場合は、サクションバルブ調整にて対応する必要があります。
  2. 運転しない機種がある場合は、運転停止側機種のサクションバルブを閉止する必要があります。(タワー入口側バルブとの連動)運転しない機種のサクションバルブを開放状態のままとする場合は、必要連通量として少なくとも循環水量の70%程度以上を見込む必要があり、配管径が膨大となります。
  3. 冷却塔下部水槽内部の水面高さは、機種により異なります。基礎レベルが同じでも水面高さが異なることにより、連通することが出来ない場合があります。連通管を計画される場合は、下部水槽内部の水位(水面高さ)について考慮する必要があります。
  4. 必要連通量によっては、1つの下部水槽から連通管を2ヶ所取り出す必要があります。連通管を計画される場合は、連通管取り出し口の個数と取り出し位置を考慮する必要があります。
  5. 連通管の最下部には、ドレンを設けてください。

※連通管の検討は、配管径路やバルブの種類等により異なってきますので、現場での調整が必要となります。

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